あの日本のシンボルも文化遺産に

日本のシンボルとも言える富士山についても世界の文化遺産に登録されています。富士山における日本の信仰の対象であり芸術の源泉として、全25の構成遺産からなっているのが特徴となっています。富士山域をはじめとして、山口登山道や須走口登山道、吉田口登山道、北口本宮冨士浅間神社、山中湖、河口湖、忍野八海、人穴富士講遺跡、白糸ノ滝、三保の松原などなどになっています。
一般的に富士山は自然遺産として登録してあると混同されやすくなっています。実際は文化遺産として登録した理由としては、自然遺産として登録することでその範囲の自然に対する干渉が許されなくなります。もし自然遺産として登録したら建設はおろか木などを伐採することも許されません。また富士山では登山客などのゴミ問題や糞尿問題などがあるため、自然遺産としての登録を行わなかったという背景があります。今後もこの自然を維持していく上で文化遺産として観光客などのマナー強化も求められています。

東日本の文化遺産

ユネスコに登録されている東日本の文化遺産は栃木県の日光の社寺、静岡県と山梨県にまたがっている富士山、群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群、富山県の白川郷・五箇山の合掌造り集落となっています。自然遺産に関しては東京都の小笠原諸島があります。また明治日本の産業革命遺産として登録されたものの中に静岡県の韮山反射炉があります。
栃木県の日光の社寺について登録されている資産は、ニ荒山神社、東照宮、輪王寺、遺跡と文化的景観となっています。1999年に登録を受けてから日本の中でも観光地として高い人気があります。
日本のシンボルとも言える富士山に関しては自然遺産ではなく文化遺産で登録されています。これについては自然遺産で登録すると今後の入山や建築に対しての制限ができることから文化遺産で登録されています。
群馬県の富岡製糸場については約10年の時間を費やし2014年に正式に登録されることになり、大きなニュースにもなりました。これに連なり明治日本の産業革命遺産も翌年に登録され、静岡県の韮山反射炉もその中に含まれています。
富山県の白川郷・五箇山の合掌造り集落については、飛越地方の白川郷と五箇山にある合掌造りの集落群のことであり、日本における木造建築群の中でも、木を重んじた極めて特異な存在であることや、豪雪地帯だからこその急勾配の屋根などが産業的活用などを備えていることなどが保存の必要性につながったとされています。